当店では、特別な産地や希少なそば粉にあえてこだわらず、その時期や産地の一番良いとされている粉を製粉会社様から仕入れております。
蕎麦は、時期や産地、挽き方で味も香りも違いそれをお客様に楽しんでいただけるのもこだわらない理由の1つでもあります。
その都度どう扱い、どう仕上げるかは、打ち手として楽しめるのと同時に今までの経験で得た指先と身体に染み込ませた感覚を研ぎ澄まし「お客様にもっと美味しい蕎麦を召し上がっていただきたい。」と言う気持ちを込めて打っております。
こだわりをあえて1つ言うとしたら、剥き身をなるべく入れず、白っぽく、ざらつきのない食感と喉ごしの良いお蕎麦を目指しております。
そばの味をに引き立てるのがつゆ。
利尻昆布と鰹本節、宗田節を時間をかけて丁寧にとっただしに、醤油ベースの自家製のかえしを合わせ火にかけ、沸騰寸前に火を止めそこへ熱しておいた鉄の棒(そば道工の1つ)でさらに焼きを入れます。
これにより醤油の角が取れ、まろやかで奥行きのある味わいになります。
恩師からの「蕎麦つゆは、出汁が勝っても醤油が勝ってもだめ!」。この教えを大切にしております。
天ぷらは、衣をできるだけ薄く、油っぽさを抑えサクッとした食感で最後まで楽しんでいただけ、蕎麦との相性も更に良くなるよう心がけております。
また、当店では、蕎麦つゆに付けて食べるのも勿論ですが更に天ぷらの味を引き立てる旨味(昆布、干し椎茸、干し帆立貝、等)が入った特別な塩をお出ししてお召し上がりいただいております。